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飲食店を開業するのは大変なこと。

 

周りに頼りになる飲食店経営者がいるならまだしも、初めてだったり、異業種からの参入だと分からないことも多いでしょう。

 

そこで今回は、100店舗以上のカフェ開業に関わってきた弊社が、カフェの事例をベースにして「1つの飲食店ができるまでのプロセス」「その際に注意すること」をご紹介していきます。開業までの流れを簡単に追えるよう図にしましたのでご覧ください。

 

カレンダー

 

実際の飲食店開業までのプロセス

時期 項目 内容
1年~半年前 コンセプト設定&

物件探し

業種、ターゲット、席数、価格帯などを細かく検討し、どのようなお店にするかコンセプトを作り上げます
e.g., 20席程度のカフェで主婦層をターゲットにランチメインで客単価1,000円程度を見込むコンセプトに見合った物件を探します。場合によっては物件に合わせてコンセプトを練り直します
e.g., 住宅街に作るつもりだったが、ロードサイド店で良い物件が見つかり、ファミリー層をターゲットに変更
5カ月前 事業計画 コンセプトに基づき、開業資金や開業後の収支シュミレーションを作ります。融資を受ける際の資料にもなります

合わせて、各業者に見積依頼をしておきましょう。資金調達に必須の資料となります

4カ月前 資金調達(借入) 親類・知人からの借り入れや、金融機関からの借入などで必要な資金を集めます

この資金調達は”貯金”のようなものではなく融資ベースのお話です。貯金レベルの資金は何年も貯めておく必要があります

自治体の助成金などについても地元商工会議所を訪ねてチェックしておきましょう

3カ月前 店舗内外装設計・施工

什器の購入

物件が決まったら、内外装の設計施工にとりかかります

戸建てレベルの物件だと、もっと時間がかかるので、その場合は設計だけでも早くから進めてください

冷蔵庫・エスプレッソマシンなどの什器も設計・施工にかかわるので並行して購入しましょう

2カ月前 メニュー開発・構成 コンセプトに合わせながらメニューの開発をします
1ヵ月前 備品購入

諸官庁届出・手続

求人・スタッフ教育

店舗で使用する厨房用具や食器などの備品を購入します

保健所や消防などの諸官庁への届出や手続きを行います(飲食営業許可・食品衛生責任者の取得申請)

社員・アルバイトを募集し、トレーニングも並行して進めていきます

2週間前 販促・集客 オープンの告知をチラシやWEB上で行います

ただし、告知・集客は早めからやっておいて損はありません。1か月前にはサイト公開ができる準備を進めておくとベストです

オープン

 

開業にあたって特に重要なポイントは?

うえでご紹介した内容はどれも絶対に欠かせないポイントですが、「開業後のことを考えたとき、特に重要になるのが赤字で書いた『コンセプト設計&物件探し』『事業計画』の2つ」です。

 

弊社に相談に来る方のなかにも、カフェ開業を焦るあまり、物件探しを”妥協”してしまう方が時々見えます。ものすごく条件の良い物件が見つかって、それに合わせてコンセプトを変えることはあっても、「〇〇月までに開業することが前提」になってしまい適当な物件を借りることはナンセンスです。物件探しはかなり重要なポイントの一つですので、妥協しなくてもいいように時間をかけましょう。

 

また、物件探しやメニュー開発に力を入れていても、コンセプト設計や事業計画がおろそかになる方も多く見えます。これは開業後に一番困るパターンです。

 

ときどき、「そんなにターゲットっていうのはなくて、地域の方が来てくれれば……」「できるだけ多くの人に来てほしい」なんて相談がありますが、ターゲットを絞らないお店は絶対に来客がありません。安い価格帯のお店に高級志向のお客様は見えませんし、ビンテージ風のインテリアがウリのこだわりカフェにナチュラルテイストが好きな女性は見えません。

 

これまでの開業サポート事例を見ていても、自分のお店はどんなお客様が見える予定か(ターゲット)、それに対してどんなメニューを提供・いくらの単価になるか(回転率)、フードメインかドリンクメインか(業種)など、すべてがはっきりしているお店は集客にもブレがありませんし、メディアの注目度も高く、繁盛しています。

 

融資を受けないとしても、おおざっぱな事業計画書ぐらいは作っておいたほうが吉です。

 

事業計画書

 

開業セミナーや研修・相談にはいつ行くべきか?

ちなみに、弊社にはコーヒーセミナーをベースにカフェ開業のご相談・コーヒー器具関係のご相談が絶えませんが、こういった専門業者のセミナーはいつ受けておくべきでしょうか?

 

完全な正解はありませんが、ほとんどの方はだいたい1年前から3か月前ぐらいの間に受講に来られます。

 

1年前から半年ぐらいの期間に来られる方の多くは、飲食未経験で事業計画や物件探し、内装工事など開業にかかわる全体的な相談も含むことが多いです。一方、半年から3か月ぐらいの期間に相談に来られる方は、飲食自体は自分でも経験があったり、開業計画は自分でもある程度作られていたりするケースがほとんどです。

 

いずれにせよ絶対におすすめしないのは、開業1か月前ぐらいの”駆け込み受講”です。覚えた内容を反復する時間もありませんし、なによりほかにやることが多すぎて集中できません。弊社に限らずですが、開業サポートをしている民間団体のほとんどが長期にわたった開業相談に対応していますので、早め早めのご相談をおすすめします。

 

 

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